『漆黒のシャルノス -What a beautiful tomorrow-』は2008年にWIN用として、Liar Softから発売されました。
スチームパンクシリーズの第3弾になります。
購入理由は、前年のインガノックが楽しかったからになります。
<感想>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
続編というわけではありませんが、ライターも同じ人ですし、スチームパンクシリーズとして同じ路線の作品と言えるでしょう。
そのため、インガノックが好きな人ならば、基本的には楽しめると思います。
逆に、インガノックを知らない人もいるかと思いますが、上述のように続編ではありませんし、基本的に雰囲気を楽しむ・雰囲気に酔うってタイプの作品ですので、OPとかを見て惹かれる人なら買いでしょう。
ただ、何ていうか、ほぼ全ての面で前作を劣化させた雰囲気が否めないわけでして。
基本的には相変わらず独自の世界観は良く出ていますし、シリーズ初体験だったらもっと褒めてそうな気もしますので、単に私が飽きてきたっていうだけかもしれませんけどね。
とはいえ、多くの人は過去作も経験しているでしょうし、そうなるとインガノックはそこそこ楽しめたよって程度の人や、インガノックは楽しかったけど同じようなのはあんまり…って人は、ちょっと辛いかもしれませんね。
ちなみに、私は後者にあたります。
劣化版にしか思えなかったので、普通には楽しいかもしれないけれど、インガノックほどには楽しめなかったって感じでした。
なお、本作には、ちょっとしたゲームパートがあります。
イメージ的にはボードゲームの名作である、「スコットランドヤード」に近いでしょうか。
物語の内容にあわせてこういうのを入れようって姿勢は大歓迎です。
「スコットランドヤード」レベルとまでは言いませんが、それに近いレベルであれば十分楽しめたのでしょうけどね。
残念なことに、あくまで似ているだけで、出来はあんまり良くなかったんですよ。
ここがもう少し練られていれば、新鮮さにつながったのでしょうに。
スチームパンクシリーズと言えば聞こえは良いですが、続編でもないのに似たようなことばかりやれば、当然プレイヤーも飽きてしまいます。
もちろん基本的な路線自体は好きだから買うのであり、似た雰囲気があること自体は全然構いません。
それがライターの味でもあるわけですしね。
似た雰囲気の中で、作品ごとの差をつける何かプラスアルファが欲しいと、そういうことなんです。
<評価>
総合では佳作とします。
私は一度、このシリーズはもう駄目かなと思ったのですが、5作目のソナーニルではそのプラスアルファを感じることができ、それで高く評価しています。
本作は、ゲームパートの導入でそのプラスアルファを図ったけど、そこが上手く機能しきれなかったということなのでしょうね。
ちなみに、今はフルボイス版が発売されていますので、購入するならそちらの方が良いと思います。
ランク:C-(佳作)
Last Updated on 2026-10-04 by katan



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