『ズー タイクーン 2』は2004年にWIN用として、日本マイクロソフトから発売されました。
動物園経営SLGの、シリーズ第2段になります。
<概要>
「ズー」、つまり動物園のことですね。
「タイクーン」というのは「大君」からきているみたいですが、洋ゲーでは経営SLGに「~タイクーン」と名付ける作品が多いです。
RPGで「~クエスト」ってタイトルにするようなものですね。
本作は『Microsoft Zoo Tycoon 2』の日本語移植版であり、その名のごとく動物園を経営するSLGの第2弾になります。
ちなみに、初代『ズータイクーン』は2002年の発売であり、2003年にコンプリートエディションが発売され、それを受けての2004年の本作となります。
<感想>
経営SLGは一見すると、どれも似たようなシステムに思えます。
だからこそ、ゲーム性やバランスが大事になってくるわけですね。
とは言うものの、それ以上に何を経営するのか、経営対象に興味を持てるかって大事だと思うわけでして。
例えば経営SLGとしては『ローラーコースタータイクーン』なんかは、非常に優れているのだと思います。
しかし遊園地に興味のない私は、中々ゲームを進める気になれないですし。
地味なジャンルだけに、プレイヤーを惹きつける何かしらの要素も必要なのでしょう。
そして私の場合は動物も動物園も大好きなので、動物園を経営するゲームと言われると気になってしまい、意欲が沸いてくるのです。
さて、初代と本作の一番の大きな違いは、グラフィックにあります。
初代は2Dだったのですが、本作は3Dになっており、大きく立体的にハッキリ描かれることで、動物たちが一層可愛くなりました。
前作ではあまり実感が沸きにくかったのですが、これなら動物園って気がしてきます。
ADVやRPGに比べSLGはグラフィックの進化が遅く、ゼロ年代に入っても2Dのゲームが多かったです。
しかし2004年は例えば『シムズ2』があるように、少しずつ3Dに変わってきていた時期でもありました。
世代交代し始めの初期の頃だっただけに、SLGのグラフィックの進化という観点からも良かったですね。
他方で、動物の種類は初代より減ってしまいました。
単純に初代よりも減ったということもありますが、初代はコンプリートエディションで更に数が大幅に増えていますからね。
収録された動物の種類が大幅に減ることは、ちょっと残念に感じてしまいます。
つまりゲーム性よりもグラフィックを選んだということで、A列車で言えば4から5への変化のようなものでしょうか。
もっともA列車の場合、4はゲーム性が優れていただけに、グラフィックが優れていてもゲーム性の大幅に下がった5には、不満が残ってしまいました。
しかし初代ズータイクーンはパターンも限られていたし、特別にゲーム性が秀でていたわけではないですからね。
本作で下がったと言っても五十歩百歩であり、むしろグラフィックでの進化によるプラス分の方が上回ったという感じですね。
<評価>
純粋にゲーム性だけを求めるのなら他の経営SLGであるとか、或いは前作の方が良いのでしょう。
しかし適度に遊べる内容を有しつつ、3Dで迫力を増し再現された動物を愛でながら楽しみたいというのであれば、本作は十分に満足できる作品だったと思います。
その点を重視して、個人的には良作としておきます。
Last Updated on 2026-02-02 by katan


