『お嬢様は素直になれない』は2017年にWIN用として、ensembleから発売されました。
お嬢様ものがプレイしたくなって注目した作品であり、気軽に楽しめる作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
主人公「近衛総一」は学生の身ではあるが、依頼があれば対象を護衛する職業『ガード』として経験を積んでいた。
ある日、先輩ガードでもある母親に、「あるお嬢様をひそかに護衛するので、そのサポートとして学園に来てほしい」というお願いをされ「嶺峰学園」に転入することに。
転入先は昔名門女学園だったというだけあって、現在も男女比は1:9。周りは女の子だらけ。
しかもなぜか、総一の周りにはちょっと癖のある女の子が集まってくる。
最初はとっつきにくそうだった彼女達も、親しくなるうちに自分しか知らない一面が見えてきて―
個性的な女の子に囲まれて、総一の学園生活は一体どうなってしまうのか!?
<感想>
素直になれないとありつつも、なんか最初から好感度は高めな気がして、その点は気になるところではありますが、まぁ普通に気軽に楽しめる作品だと思います。
あとは、好みの問題でしょうね。
極端な方向性のキャラを好む人には、本作は地味に見えてしまう可能性は高いです。
逆に、そうでない人には向いているように思いますし。
どういうことかと言いますと、世の中にはツンデレとかヤンデレとか、様々な属性がありますよね。
そして、えてしてそういう属性は、極端な方が好まれるように思います。
しかし、ものには限度もあります。
例えばツンデレのツンにしても、暴力だけで描写されるキャラもいますし、そのような暴力ヒロインを嫌がる人もそれなりにいます。
リアリティを感じられない極端なキャラの行動ではなく、ありえるなと思えるくらいの範囲でツンを表現する。
それが「素直になれない」という言葉になるのであり、そのような描写の方が好きだという人も、それなりにいると思うのですよ。
そして本作は、そういう人向けなんだと思いますね。
<評価>
私は久遠が一番好きだったのですが、原画が好きで、体験版でもやって、気に入ったキャラがいるようであれば、特に不快になる要素もないですし、無難に楽しめる作品といえるでしょう。
あとは、上記の様な、極端なキャラ付けではなく、適度なありえる範囲を好むのであれば、より楽しめるように思います。
ただ本作は、逆に興味のない人に興味を抱かせるような、これといった特徴もない作品でして。
そのため総合としては、良くも悪くも普通の作品ということで佳作とします。
ランク:C-(佳作)

Last Updated on 2024-08-15 by katan
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