『喪服妻 「許してアナタ…私、弱い未亡人です」』は、2005年にWIN用として、ルネから発売されました。
喪服を着た女性は、それだけでそそられますよね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
本山での厳しい修行を無事に終えた一人の僧、「想念」。
彼の胸には大きな(?)野望が燃え盛っていた。
「悲しみに暮れる美しい未亡人達を拙僧の御神棒で癒してしんぜよう」
山を降りた後、実家である寺の跡を継いだ想念は、表向き人のいい住職として檀家の人間と接しつつ機会を伺っていた。
・・・そして、いよいよ、計画を実行に移す時がやってきた。
夫を事故で亡くした美しい未亡人が現れたのだ。
想念は「これ幸い」と通夜の晩、親身になって慰める振りをし、言葉巧みに未亡人を篭絡するのであった・・・。
<感想>
いや~これは、ある意味ルネらしいトラップなんだろうなと、何かしみじみ思ってしまったわけでして。
ルネはデビュー作の頃から知っているのだけれど、一皮むけたというか人気ブランドにステップアップした、すなわち出世作となったのが『罪悪感 「お願い…こんな姿見ないで」』でした。
そのゲンでも担いでいるのか、以降のルネの作品というのは、他所の作品と異なっていまして、タイトルが『名詞 「文章」』という構造になっています。
この「文章」の部分で詳しい内容を表現することができますし、上手くはまれば作品の売上及び評価に大いに貢献するのでしょう。
今考えても、『罪悪感 「お願い…こんな姿見ないで」』なんかは、上手かったなと思いますし。
ただ、型に囚われ過ぎて「文章」の部分が内容にそぐわない場合、逆にこの形式がマイナスに作用する面もあり、本作にしても人によっては騙されたと思いかねないのかなと。
というのも、本作のヒロインは皆、喪服妻です。
だからタイトル前半の喪服妻という部分には何ら問題ありません。
喪服妻という設定自体に背徳感がありますし、好きな人も少なからずいるでしょう。
数人いるヒロインの中に一人だけ喪服というのはありましたが、喪服妻の人気がじわじわと上昇してきたところに、喪服妻に特化した作品として発売されたのが本作であり、ある意味待望の作品でもあったと思います。
そして実際にプレイしてみて、私なんかは、なるほどなと思ったのですが、喪服妻は身内に不幸があって喪服を着た人妻であれば十分であり、必ずしも旦那に先立たれた未亡人である必要はないのです。
様々なパターンの喪服の人妻を登場させたことで、上記のように私は、なるほどこういうパターンもあるのねと、楽しめたというわけですね。
私の場合はカッコ内はオマケ程度に認識しており、タイトルの喪服妻という部分に注目していたので、それで偏見を持つことなく作品を受け入れられたのだと思います。
しかし中には、カッコ内の「未亡人」という部分に注目し、未亡人目当てで購入した人もいるでしょう。
そうなると、喪服を着た人妻は一杯いるけれど、未亡人はほとんどいないじゃん、何これ騙されたと思いかねないのであり、喪服を着た女性ではなく未亡人という属性に注目する人の場合は、少し注意が必要となるのだと思います。
まぁ、事前にキャラ紹介をきちんと見ておけば、その時点で未亡人がほとんどいないことは分かるのですけどね。
したがって、中にはタイトル詐欺と感じる人も予想されるものの、個人的には様々なタイプの喪服女性を堪能できましたし、収穫があって良かったです。
特に喪服を着た女性が他のノベルゲーで出る場合、どうしても未亡人にされてしまいますからね。
それ以外のパターンを楽しむには、複数登場する特化作品でなければ無理とも言えるわけで、本作は特化作品としての意義を示せたと言えるのでしょう。
以上の点やキャラなんかは良かったのですが、肝心のストーリーは少し背徳感が弱かったのかなと。
それと、本作には寝取られがあって、これが地味に良いのですが、散々喪服妻を寝取るという展開をしておきながら、そこにあえて反対の寝取られを入れる必要があったのかは、疑問の余地が残ります。
事前に寝取られがあると知っていれば十分楽しめるでしょうが、そうでない場合には、この作品で寝取られ入れてくるかと、驚く人もいるでしょうから。
個人的には寝取られが混ざることは一般的には構わないのだけれど、本作は明らかに特化作品という姿勢を示していただけに、その方向性をぶれさせる要素は不要だったかなと思いました。
まぁ、難しいところでもあるのでしょうが、純愛ゲーでの不意打ち寝取られすら歓迎する私がそう感じるのだから、ちょっと混ぜ方が上手くないというか全体の中で浮いていたのでしょう。
あと、Hシーンではアニメーションもあるのですが、これはオマケ程度のしょぼい内容なので、あまり期待しない方が良いでしょう。
<評価>
着眼点や設定は良かったと思うので、特化作品としてその部分だけを掘り下げていれば、結構化けたかもしれません。
ちょっとあれもこれもと色気が出て多方面に手を出し過ぎて、結果的にどの要素もあと一つ足りないような、若干中途半端になってしまったのは勿体なかったです。
そのため総合では佳作としておきますが、とりあえず未亡人にしか興味がないのであればスルーすべきだし、未亡人以外のパターンの喪服妻に興味があるのであれば、結構楽しめる作品だと思いますね。
Last Updated on 2026-02-14 by katan



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