『身代り淫行生活 ~援交してた親友を守るため、外道教師のいいなりになる優等生“映舞”~』は、
2017年にWIN用として、ぱちぱちそふと黒から発売されました。
コンパクトながらも、きちんと作られた作品でしたね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
温厚篤実な英語教師、英奏佑(はなぶさ そうすけ)。
彼の夜の顔は、援交サイトで少女を漁る援●交際マニアであった。
ある日彼は、馴染みのサイトで自分が担任するクラスの女子学生を発見してしまう。
自らの正体を隠して少女を脅迫し、深夜に呼び出す奏佑。
しかし待ち合わせ場所に現れたのは、美貌の優等生、月成映舞(つきなり えま)であった。
クラスメートから相談をもちかけられた映舞は、脅迫者と話をつけるべく単身乗り込んできたのだ。
標的を映舞へと変更する奏佑。
クラスメートを救うべく健気に奮闘する映舞だが、やがて奏佑の悪辣な罠に絡み取られ、
その身体に潜む被虐の才能を開花させていく――。
<感想>
あらすじを見れば分かりますが、大筋としては教師でもあるクズな主人公が、クラスの優等生にエロいことをする作品になります。
なので、ヌキゲかシナリオゲかみたいな、極端な二分論に無理やり当てはめるのであれば、本作はヌキゲになるのでしょう。
しかし、本作に対しては、あまりそういう形式的な当てはめは相応しくないように思います。
もちろんエロエロなルートもあり、ヌキゲとしての実用性も十分あるとはいえます。
ただ、本作は単にエロだけではなくて、本作がロープライスということもあってコンパクトではありますが、一応純愛ルートもあるんですね。
主人公とヒロインには、それぞれ欠けているもの満たされぬものがあり、それらを埋めるためには、たとえ脅迫という間違った出発点がきっかけだったとしても、お互いの存在が必要なのだと思えるわけでして。
何気に、純愛ルートがしっかりまとまっていた作品でした。
その純愛ルートが存在し、キャラがしっかり立っているからこそ、ヒロインへの愛着も増し、Hシーンもより一層エロく感じられるのだと思います。
<評価>
総合では佳作といえるでしょうか。
特定の属性に特化した作品ではないですし、奇抜な設定の作品でもありません。
そのため、どうしてもインパクトに欠ける作品ではあります。
しかし、ヌキゲであっても、最低限のストーリーは欲しい、ヒロインに対する描写がきちんと欲しいというタイプの人であれば、本作も満足できる可能性が高いように思いますね。
ちなみに、私はそういうタイプなので、主観的には評価以上に楽しめました。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2024-08-15 by katan



コメント