女神天国

1994

『女神天国』は1994年にPCエンジン用として、NECホームエレクトロニクスから発売されました。

ちなみに、「女神天国」と書いて「めがみパラダイス」と読みます。
そのため、略したときも「メガパラ」となります。

<概要>

ゲームジャンルはRPGになります。

「女神天国」は、もともと電撃PCエンジンで連載されていた読者参加企画です。
そのため、このゲームをプレイしたか否かは別として、PCエンジン所有者なら存在自体は知っている人も多かったかと思います。

<感想>

とにかくキャラがどの娘も可愛かったですね~
萌えという言葉自体は既にこの頃にはあったかもしれませんが、まだあまり浸透していなかったと思います。
95年頃からよく耳にするようになったように記憶しているのですが、いずれにしろ私はそれ程意識していなかったと思います。
だから特に考えもしなかったのですが、今振り返れば完全にキャラ萌えのキャラ目当てでしたね。
雑誌も読んだけど、何かいろいろ手を出していたような気がします。
今の萌えキャラは私には頭身が低すぎに感じますので、この頃のキャラの方がやっぱり好きなんですよね。

それと、声優が豪華でした。
当時の人気声優皆集めたんじゃないかってくらいに。
動いてしゃべるシーンとかは、やっぱり華やかで良かったですね。

元が企画モノだけに、ゲームの出来自体には期待してませんでした。
ジャンルはRPGなのですが、実際にプレイしてもRPG部分だけの出来自体は、並かそれ以下でしかなかったと思います。

ただ、本作には1点だけ明確な特徴がありました。
それが着せ替えシステムになります。
装備によって能力値が変わるのがRPGの決まりですが、当時は数値だけ変わって見た目は変化しなかったんですよね。
どんだけ凄い装備をしても、見た目は全部一緒だったんです。
その点、本作は、能力値だけでなく見た目まで変わりました。
特にキャラごとに設定された服を着ると、1枚絵の御褒美までついてきたのです。

やっぱり数字だけより見た目も伴った方が良いですよね。
今の普通のRPGだって、装備ごとに外見が変化する作品は好まれる傾向にあるでしょう。
その方が育てている実感も感じられますから。

普通のRPGだってそうなんですからね、
ましてや本作は、可愛い女の子が可愛い服を着るのです。
着せ替えシステムがあるとないとでは、まさに天地の差があるといって過言ではないでしょう。

新しい服をゲットして着せ替える。
もう、目的は完全にそっちになっちゃってましたね。

<評価>

基本のRPG部分の出来だけでしたら確実に凡作相当の作品といえるでしょう。
でも、「キャラが良くて」「音声が豪華で」「着せ替えシステム」もあったので、世間はともかく私はかなり楽しめました。
その強烈な魅力も加味して、総合ではギリギリ良作とします。

他人にはゲームの出来は駄目だから期待するなと言わざるを得ませんが、自分はこっそりチマチマと楽しんじゃっている、そんな作品でした。
そういうわけで、上記3要素に興味がなければスルー推奨で、興味があれば楽しめる作品というところでしょうね。
まぁ、何だかんだで個人的には好きな作品でしたね。

ランク:B-(良作)


女神天国
PCE女神天国

Last Updated on 2024-10-01 by katan

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