『淫内感染2』は1999年にWIN用として、ZyXから発売されました。
ZyXの看板作品として人気を得た淫内感染シリーズの第2弾です。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
前作『淫内感染』から数年後。
坂口晃は城宮総合病院での地位を着実に固めつつあった。
そんなとき院内では院長派と副院長派の派閥争いが勃発。
彼は己の地位を確固たるものにするべくその派閥争いを利用することを画策。
それは奴隷にした女達を手駒とし、院内に淫靡な罠を張り巡らしライバル達の弱みを握ること。
そして、新たに彼の毒牙にかかって奴隷になっていく女達。
はたして、彼の野望の行く末に待っているものは…。
<感想>
医者である主人公が病院内のナースや女医、患者らに手をだすという、いわゆる陵辱モノですね。
前回、ある程度の地位を確保した主人公ですが、今回は院長派と副院長派の間で抗争が勃発。
そこでまた陵辱しながら暗躍するというわけです。
人気ゲームには続編がつきものですが、本当に物語の内容的に初代の続きというゲームは、探すと意外に少ないように思います。
ましてやアダルトゲームの、それも陵辱ものとなると、かなり数は限られてくるのではないでしょうか。
私はもともと前作が好きだったわけですが、その前作のキャラが本作にも登場してきます。
しかも前作で攻略対象だったキャラは、今ではすっかり堕ちてしまい、新たなヒロインを攻略するための主人公の手駒となっています。
もちろん新ヒロインにも可愛いキャラが多く、特に副院長の娘は凄くツボでした。
陵辱ものにしてはわりとしっかりしたストーリーにくわえ、完全な続編物という新鮮さが加わり、結構満足できましたね。
もちろん、抜きゲーとしての実用性も高く、99年当時ではトップクラスの内容だったかと思います。
発売時はこういうのが凄く話題になった時代だったわけで、今とは全然違うなと思ってしまいます。
ただRPGで例えるならば、前作は最初から始まり、少しずつ技や呪文を覚えてラスボスと戦えるまでになったという感じでした。
今作はその続きであり、最初から主人公のやれることがたくさんあります。
前作の続きだからこその楽しみもあるのですが、同時に前作の続きゆえの弊害、つまり主人公の余裕からくる緊張感のなさであるとか、インパクトの弱さであるとかがどうしても気になってしまったので、総合的には良作にとどめておきました。
単体ではそんな感じなのですが、これはシリーズ全体をひっくるめて、陵辱モノとしては名作級の扱いをしても良いように思うわけで、90年代後半の陵辱系を代表する作品の1つと言って間違いないでしょうね。
ランク:B(良作)
Last Updated on 2025-01-08 by katan
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