『星の砂物語』は1991年にPC98用として、D.O.から発売されました。
D.O.を代表する推理ゲームシリーズの第1弾になります。
<概要>
ゲームジャンルはコマンド選択式ADVになります。
主人公はペンションでバイトをしているのですが、そこにオーナーの娘である由香の友達たちが泊まりにきます。
しかし、その中の1人である由香の恋人が殺されてしまったことから、主人公が独自に捜査に乗り出すことになります。
<感想>
D.O.はアダルティン時代にPC88で『花の清里』を出しています。
記憶があいまいでハッキリ覚えていないのだけれど、どうやら多少の設定の違いはあるものの、基本的には『花の清里』のリメイク的存在だったみたいですね。
ストーリー自体は特別秀でているというものでもないし、あまり記憶に残らないごく普通のものだったと思います。
むしろ鮮明に覚えているのはグラフィック面でしょう。
エグイとも思える面はありましたし、モザイクをはずそうものなら(DとOってコマンド入れたらはずせたんです)、下手したらトラウマにもなりかねません。
でも、同時に妙なエロさも持ち合わせていたわけでして。
人にはすすめる気にはなれないけれど、密かに自分は好きな絵だったんですよね。
まぁ、正確には最初は抵抗があって好きでなかったけど、後に何かこれはこれで良いよなって思えるようになったのですけど・・・
<評価>
全体としてはやや弱いものはあったものの、グラフィックのインパクトと相殺して、結果的にはギリギリ良作ってところでしょうか。
私個人の感想は別として、一般的にはPC98時代の推理モノというと必ず名前の出てくるシリーズですし、それだけ好きな方もおられるシリーズなのでしょう。
だから世間での評判はもう少し上なんじゃないかと思います。
本作はその初代でもあるので、名前だけでも知っておいて損はないゲームだと思いますね。
ランク:B-(良作)
Last Updated on 2024-08-24 by katan
コメント