『はっちゃけあやよさん5 ピカピカの小惑星』は、1994年にPC98用として、ハードから発売されました。
伝統あるはっちゃけあやよさんシリーズも、この作品で最後になります。
いや、本当は予告とか6も出そうな雰囲気だったのですが、結局ブランドがなくなってしまいましたからね。
事実上、この作品で終わったというところでしょうか。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
前作最後では、なんと宇宙にまで飛び出したあやよさんたち。
今回は珍しく前作の直後のお話で、舞台は宇宙になります。
<感想>
本作は前作から直接つながっているのですが、基本はパロディを多用した馬鹿ゲーですし、一応本作にも前作までのあらすじもついてきますので、前作をプレイしなくても特に問題はないでしょう。
ストーリーについて、前作である4は、前々作の3のはじけ具合に比べると大人しかったので、個人的にはちょっと不満でした。
しかし、本作では軌道修正してきましたね。
やけくそ気味で突き抜けたアホなテンションが、実に良い味を出していました。
やっぱり、あやよさんはこうでなくては。
まぁ、今更あやよさんをプレイする人もいないかもしれませんが、あくまで個人的な印象として言うならば、ストーリーについては、3と5がはじけていて良かったように思います。
加えて、いつもながらにグラフィックは高品質で、その意味でも楽しむことができました。
馬鹿ゲーなので、合う合わないは必ずあると思いますが、前作までを楽しめたファンならまず楽しめる出来だったでしょうね。
とは言うものの、必ずしも問題がないわけではなく、本作はノベル系のADVであるところ、細かいシステム周りは前作より退化したように思います。
また、この年は周りのゲームのレベルも飛躍的に上がりましたからね。
相対的にみると、どうしても印象が弱くなったのも否めないでしょう。
<評価>
そういうわけで、はじけ具合は良かったものの、総合では佳作ってところでしょうか。
毎回不満はあるものの、何だかんだでプレイしたくなる、そんな不思議なシリーズでしたね。
ランク:C(佳作)
Last Updated on 2024-10-04 by katan
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