『グリザイアの迷宮 -LE LABYRINTHE DE LA GRISAIA-』は、2012年にWIN用として、FrontWingから発売されました。
シリーズ2作目というか、実質的には前作のファンディスクみたいな感じですね。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
あらすじ・・・
──これでよかったのだろうか?
それは1分1秒とてゆるがせに出来ない日々に生きてきた少年の中で、何度も繰り返された疑問。
あたかも罪悪であるかのように感じる穏やかな日々の中で出会った少女たちは、かつての自分を見るようで少年の心を苛んだ。
──その少女が見つけた、生まれてきたことの意味
偽る必要のない本当の自分──
──必死に生きるとはどういうことか
守られる側から守る側へ──
──生きていてよかった、本当によかった。
少年の干渉を切っ掛けに、少女たちの灰色の果樹園は再び色づき始めた。
永遠を手に入れてやることは出来ない。
だが、掴んだその手を放さずに居ることぐらいは出来るだろう。
それは、一人の少年が胸に秘めた一つの決意──
<感想>
前作である『グリザイアの果実』は、2011年に発売されました。
前作は、確か発売後すぐにプレイしたはずです。
当時は、そんなに良い作品とも思わなかったので、その後の作品にもすぐには興味を持てませんでした。
しかし、何年か経って、あれはあれで結構面白かったよなと、シリーズも続きがでているのならば、
壮大で面白くなっているのかなと思い、それで本作に興味を持ったわけです。
したがって、本作をプレイするころには、既に3作目も発売されていまして、一部では3部作という表現も見かけていました。
まぁ、3部作いえば3部作ではあるのでしょうけどね。
本作をプレイしなければ、全体がつながってきませんし。
でも、実質的には、1作目と3作目がメインであり、本作はファンディスクみたいなものでありまして。
したがって、前作が大好きな人であれば、楽しめる可能性は高くなるのですが、そうでない人の場合、
本作だけの評価と区切って考えてしまうと、結構厳しくなるように思います。
<評価>
総合では凡作といえるでしょうか。
本作単体と考えると、どうしても辛くなってしまいますね。
もっとも、そうした考え方自体に、そもそも意味がないかもしれません。
シリーズ全体としてプレイすることに意味があり、そのためには本作は必要だということに尽きるように思いますね。
ランク:D(凡作)
Last Updated on 2024-12-02 by katan