ファイナルファンタジー2

1988

『ファイナルファンタジー2』は1988年にファミコン用として、スクウェアから発売されました。

異色のFFの代表格として名が挙がりやすいゲームでしたね。

<感想>

FF7以降は聞かれなくなったものの、SFC時代までは、FFの奇数番号はシステム重視で偶数番号はストーリー重視という言葉がよく言われたものです。

これっていつの間にやら広まっていったんですが、誰が言い出したんでしょうね?
この言葉が当てはまるのは、SFCのFFだけでしょうに。
だって7以降で崩れたどころか、そもそも2の時点で当てはまりませんからね。

確かに、ストーリー重視と言えるくらい、FF2は当時としては優れたストーリーを有していました。
この頃は複雑な人間関係とか皆無のストーリーばっかでしたからね、それだけでも本作は異彩を放っていたと思います。

ただ、本作で一番印象に残っている点って、好きか嫌いかは別として、ほとんどの人がシステムだと思うんですよね。
従来の経験値やレベルの概念を廃して、戦闘によって成長するシステムは、画期的で他と一線を画していましたから。
まぁだからこそ、それが嫌って人もいるのですけれど。。。

偶数作品をストーリー重視と言い切っていた人は、2をどういう風に捉えていたのかなと、ときどきそう思うんですよね。

前置きが長くなりましたが、従来の経験値やレベルの概念を廃して戦闘によって成長するシステム。
この発想自体は良かったと思うんですよね。
レベルが上がれば途端に強くなるってのも考えてみれば変な話だし、成長過程をよりリアルに表現しようという試みは十分ありだと思います。

しかし、本作に限ってみるならば、まだまだ企画だけが先行しすぎていた感が否めなかったですかね。

まずレベルの概念がなくなったことで、バランス調整が難しくなりました。
私の周りでもFF嫌いって人はたまにいますが、よくよく理由を調べてみると、この2がトラウマになっている人がほとんどだったりします。
作品ごとに全く傾向の変わるFFにおいて、過去作を参考にしても仕方ない気もしますが、それくらい影響が大きかったのでしょう。

また、レベルの概念ってのはリアリティの観点からはうまくないですが、ゲームの手法としては結構優れていると思うわけでして。
次のレベルまでってのが1つの目安になりますから、ゲームにメリハリが生まれるのです。
本作はこれが無くなってしまいましたからね、リアリティは増したかもしれませんが、メリハリが欠けてしまうことで面白みは逆に減ったと思います。

このシステムは後にサガシリーズに引き継がれますが、サガシリーズで少しずつ改良がなされることによって、次第に素晴らしいシステムに変貌していきます。
そのため、本作の時点では良くも悪くも原石のまんまって感じなんですよね。
可能性は秘めていたけど、物としてはまだまだみたいな。

良い面も悪い面も混在する。
決して褒められた部分だけではなかったのですが、異色作どころか、ある意味FFらしいFFだった、本作はそんな作品だったのではないでしょうか。

ランク:A-(名作)

Last Updated on 2026-02-08 by katan

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