『栄冠は君に4』は1999年にPS用として、アートディンクから発売されました。
シリーズ4作目にして、PSでは唯一の作品になります。
<概要>
商品紹介は以下の通り。
全国4,102校から1校を選んで野球部の監督になり、甲子園を目指します。
自分の母校を選んでもいいですし、甲子園常連の強豪高校を選ぶのも自由です。
春には新入生が入部してきます。夏の大会が終わると3年生は引退、新たなチームで秋の選抜大会予選へのぞみます。
こうして監督の1年は過ぎていきます。
監督生活の間に春夏大会連覇を達成することができるでしょうか。
それはあなたの手にかかっています。
<感想>
本作は全国高校野球大会をテーマにした育成SLGです。
アートディンクのゲームは好きで一杯プレイしてきたものの、興味はあってもやり損ねてきた作品もあります。
その1つが、この「栄冠は君に」シリーズでした。
私は飽きっぽいので、野球SLGはベストプレープロ野球で十分って思ってしまったんですよね。
まぁでも、プロ野球と高校野球はやっぱり違いますし、いつかは高校野球ものもって思っていたのですよ。
友人はニホンクリエイト派だったので、「高校野球道」をプレイしていましたっけか。
でも私はアートディンクが好きだったので、やるならこっちのシリーズをって思っていたところに、PSで4作目が発売されたのです。
これまではPC98でしたから、グラフィック面も進化するでしょうし、ハードが変わると何か初心者でも入っていきやすいですからね。
これは良い機会だと思ったのです。
内容は、まぁ良くも悪くもアートディンクらしかったのかなと。
つまり自分で創意工夫できる人には良いのですが、そうでないと飽きやすいかもしれません。
とりあえず、まずは自分の母校だろってことで、母校を選択して始めました。
私の母校は、校舎がTVドラマに使われたこともありますが、野球はあまり強くないのでね。
ゲーム開始時は弱かったです。
最初はとても楽しかったし、全国を制覇できるところまではやったのですが、その段階でもういいやってなってしまいました。
野球やサッカーのプロを舞台にした作品の場合、あの選手を使いたいとかってありますから、それがプレイし続ける気持ちにつながります。
しかし高校野球にはそれがないですから、同じ手法は通用しません。
それでも高校野球マニアなら、あの学校がというのがあるのでしょうが、残念ながら私はその域にまで達していなかったようです。
比較的早く全国制覇したのですが、ほとんどが1対0でした。
その時は、やっぱり野球は投手力よといきがっていましたが、どうやらピッチャーが強めなバランスで、他の人もそうなりやすかったようですね。
何も知らず楽しめたから良かったけれど、あまり褒められたバランスではなかったのかもしれません。
PSということで、グラフィックでもモーションキャプチャーが導入。
PC98版をプレイしていないので、どのくらい違いがあるかは分かりません。
結構動いていたようにも思うけれど、やっぱりちょっと地味ではあったかもしれませんね。
<評価>
ランクは保留ということにしておきます。
私はシリーズ初体験だったので、結構楽しめました。
おそらく母校が高校野球で全国制覇することはないので、それを例えゲームの上でも見られただけでも満足ですし。
しかしシリーズを通してプレイした場合、あえて本作をプレイするだけの新しい魅力があったかとなると、少し難しいように思いますから。
まぁ絶賛とまではいかないのでしょうが、たまには高校野球をSLGで楽しむってのも良いものだと思いますね。
Last Updated on 2025-01-14 by katan
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