エンジェルグラフィティ ~あなたへのプロフィール~

1996

『エンジェルグラフィティ』は1996年にPS用として、ココナッツジャパンから発売されました。

まつもと泉さんが原画の恋愛SLG。
それだけで限定版特攻を決めた作品だったのですが・・・

<感想>

私もプレイしたゲームに点を付けているのですが、50点未満はここでは全部Fにしています。
上の方が5点刻みなのからすれば、相当に広い幅ですよね。
だから同じFと言っても49点のゲームと30点くらいのゲームでは、それはそれで大きな隔たりがあります。
ゲームで低い点を付ける場合、大抵は買ったやつが馬鹿なんだと思います。
理由はいろいろあるのでしょうが、結局は何でそんなの買ったんだよと自分の見る目のなさに怒るべきであって、私にとってのそのラインがFってことですね。

つまり楽しめないと思ったら買わなければ良いだけのことなのですが、何にだって例外はあります。
たとえ楽しめそうにないと分かっていても特攻せざるをえないゲーム。
私にとってのそれが、『エンジェルグラフィティ』だったのです。

そもそも私にとって、『きまぐれオレンジ☆ロード』は永遠のバイブルなわけでして。
その作者のまつもと泉さんがキャラデザをした恋愛ゲームが発売される。
そう聞かされては、内容はともかく買わざるを得ないのです。
また、声優は当時人気の高かった人ばかりですし、アニメーションも随所に挿入されるとのことで、期待値もそれなりに高かったんですよね。
もちろん、限定版を予約して買ったものです。

・・・が、内容はグダグダでした。
ジャンルは育成SLG。
ぶっちゃけ、劣化版のときメモですね。
この頃は2番煎じなときメモ系のゲームが増えていきましたが、その中の1本と言えるでしょう。
それでもまだ遊べるなら良いのですが、後発なわりには出来は散々でした。
どこが悪いというより、全部悪いので詳しくは省略しますけど。

しかも、せっかくまつもと泉さんを起用しているのに、良さが全然活かされていません。
まぁ原画の時点で全盛期より劣って見えるのですが、ゲーム画面はそれ以上に物足りなかったってことですね。
同じように音声も有名声優を起用しているのですが、音声はほんの一部でしか使用されていないので、あまり意味がありません。

う~ん、これだけ酷いゲームもそうはないでしょうね。
たぶん、多くの人が金を返せ~って叫びたくなるレベルでしょう。
したがって、評価としてはかなり厳しくなります。
ただ、それでも買ったことに後悔したことは、一度もないのです。
あのときの私には、限定版を初日に購入するという以外の選択肢はありませんでしたから。
買わずに後悔するくらいなら、買って駄目だったと嘆いた方がよっぽどマシだったのです。
自分の手でその酷さを実感できるというのも、それはそれで一興でしょうからね。

ランク:E(駄作)


Last Updated on 2024-11-12 by katan

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