ef – the first tale.

2006

『ef – the first tale.』は2006年にWIN用として、minoriから発売されました。

minoriということで演出面が優れた作品でしたが、中でも新海誠さんが監督を務めたOPが圧巻だった作品ですね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
もっとも、公式でインタラクティブノベルと題しているように、インタラクティブムービーの方が近いでしょうか。

あらすじ・・・
かつて震災と大火に見舞われ、一度は焼け落ちた街――音羽。
そこは現在、ヨーロッパの童話から飛び出してきたような、美しい街並みとして甦っていた。
まるで、忌まわしい災厄の記憶を覆い隠すように……。
クリスマスの夜。ひとりの青年が音羽の教会を訪れた。
遠い昔に交わした約束を果たすために。彼を出迎える少女。
共に過ごした時代を穏やかに語りあう2人。
「ずっとふたりで進んでいこうと決めた」「そのはずだった」
「なのに、俺たちの手は離れ、違う道を歩いてここに来た」
互いが離れていた時間に、なにがあったのか。2人はそれを確認しあう。
少女は語る――。「はじまりは……ちょうど1年前のクリスマスの夜」
「扉を開けて入ってきたのは、ひとりの男の子でした」
「どこかあなたに似ていて――ええ、懐かしい匂いがしたんです」
「だから私は思ったのかもしれません」
「ほんの少しだけ、その男の子の物語に関わってみようって」

<感想>

minoriは、当初からずっと演出面に力を入れ続けていたブランドでした。
それがある程度身を結んだというか、他とは違う明確な長所として強く周りにも印象付けることができたのが本作でした。

その象徴は、何と言ってもOPムービーでしょうね。
新海誠さんが監督を務めたということでとても話題になりましたが、評判通りの素晴らしいOPでした。
繰り返し繰り返し何度も見ましたし、前後5年くらいでは1番見たかもしれません。

もっとも、新海誠さんの名前が前面に出てくることが多いものの、OPムービーで特に優れているのは背景だと思います。
そして、その部分を実際に担当していたのが、ゆうろさんでした。
私がゆうろさんの絵の構図とかが凄く好きというのもありますが、どちらかと言うと、本作のOPは、ゆうろさんの功績が大きいように思います。

そういうわけで最高の出だしで始まった本作。
ゲーム内の演出面も優れていましたし、内容が良作レベルならトータルでは確実に名作となっていたでしょう。

しかしながら、本作のストーリーは、決して悪くもないものの、ごく普通の恋愛物なのです。
それと、ちょっと間延びした感じもしましたね。
演出面の良さがあったから問題なかったけど、せっかくの長所も打ち消してしまった感じです。
しかも本作は分割作品の前編になります。
後編である『ef – the latter tale.』をプレイするためには本作は必須なのですが、本作単体で考えると評価しにくいのですよ。

<評価>

そういうわけで、明確な長所もあるのですが、欠点もそれなりと言うことで、総合では良作としておきたいと思います。

もちろん、『ef – the latter tale.』もプレイすることを前提としています。
本作だけではあまり意味がないですからね。
もし本作のプレイを検討をしている人には、両方をプレイすることをオススメします。

それにしても、前編ということもあり、良作にとどめてはいますが、本作のOPはエロゲ界のオーパーツになりつつありますね。
いまだに時々見ているくらい、本当に好きなOPでした。

ランク:B(良作)

Last Updated on 2026-02-27 by katan

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