『痴漢専用車両 ~屈辱の痴漢電車~』は2007年にWIN用として、Frillから発売されました。
この頃に増え始めた痴漢系のノベルゲーであり、その代表格といえる作品でした。
<概要>
ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
『屈辱の痴漢奴隷……満員電車の中で、女たちは牝になる!』
主人公・志岐匠は名うての痴漢であり、自らの手で堕とした獲物を、好事家や金持ちにあてがうことを生業としていた。
しかし、近年厳罰化する痴漢の取り締まりや、相次ぐ女性専用車両の導入によって、彼の『商売』は苦境に立たさていた。
そしてなにより、彼自身が心から辱めたいと渇望するような、そんな獲物に出会うことがなかった。
そんなある日、彼は一人の女生徒と出会い、衝撃を受ける。
それは、いままで堕としてきた誰よりも美しい、極上の獲物であった。
「彼女のような獲物を何人も痴漢奴隷とし、痴漢専用車両を作り上げたい」
抗いようのない欲求に、彼は突き動かされ、行動を開始する。
電車内で繰り広げられる、恥辱の宴。
その幕がいま上がった……
<感想>
タイトルの通り痴漢ものです。
痴漢ものは昔はよくプレイしたのですが、一時期あまりプレイしなくなりました。
それは、私の望む方向と異なる方向に進んでいったからなのですが、最近はまた結構プレイするようになっています。
その心境の変化に貢献したというか、この作品がきっかけで、またプレイすることが増えたという意味では、とても印象に残る作品でした。
つまり、痴漢ものというと、自分で痴漢する場所を選ぶ、いわゆるおさわりゲーが昔は多かったわけでして。
痴漢というジャンルもそうですが、そのおさわりという要素が好きで、それで昔の私はよくプレイしていたんですよね。
ただ、次第におさわりでない痴漢ゲームが増えていったわけで、本作もおさわりゲーではなく、普通のノベルゲーです。
他のADVと同じ形式なので、特にマイナスになるというわけではありませんが、おさわり系作品の中の優れた作品よりはゲーム性が劣るというのも、どうしても否めないでしょうね。
その部分の物足りなさは残ってしまうのですが、単に読むだけでなく服装を透かして見ることができたり、システム的に工夫が見られた点は良かったように思います。
そういうわけで、本作は、おさわり系よりもゲーム性が劣る分、その代わりにむしろヒロインらの心情の変化、つまり最初は抵抗しているのに次第に堕ちていくという過程に、重点が置かれていました。
この堕ちていく部分自体は、特別優れているという程でもありませんが、痴漢ものに限って言えば、これまではストーリーがカスなのが多かったですからね。
それもふまえると、痴漢ものに限定して考えるならば、ストーリーは相対的にかなり上位にくるのではないでしょうか。
とりあえず、個人的には結構満足しました。
ヒロインはどの子も可愛いですし、下着も毎回変化しますし、Hシーンもバリエーションが多いです。
実用面という点でも、かなり満足度はあるかと思いますね。
<評価>
名作と言うにはもう一つ足りない気もしますが、かと言って特に叩くところもないような丁寧に仕上げられた作品でした。
他の痴漢ものは、結構あちこちに欠点が多いですから、相対的に考えると実は凄いのかなとも思ったり。
まさに良作と言った感じです。
上記のように、本作はおさわりゲーではないので、それを求める人は避けた方が良いでしょう。
しかし、ジャンルとして痴漢ものが好きな人、痴漢されて次第に感じていく女性の描写が好きな人ならば、十分に満足できる内容かと思いますね。
ノベル系の読ませる痴漢ものとしてのお手本のような作品でもあり、とても好印象な作品でした。
ランク:B-(良作)

Last Updated on 2026-03-01 by katan



コメント