痴漢者トーマス

2003

『痴漢者トーマス』は2003年にWIN用として、XUSEから発売されました。

突如現れた、痴漢ゲーの救世主・・・?

<概要>

ブームになるでもなく、常に日陰の存在として細々と続いてきた痴漢ゲー。
おさわり系の痴漢ゲーは、個人的には好きなのですが、年々時代の流れとは離れていったようでして。

90年代を代表するのはインターハートの作品たちとなるのですが、ゼロ年代に入った辺りから次第に勢いがなくなっていきます。
2001年には音ゲーの要素も混ぜた新感覚の痴漢ゲーとして『最終痴漢電車』が発売されます。
しかし、新たな期待の星だった『最終痴漢電車』は、続編がコマンド選択式に変更されてしまいます。

俺らはおさわりがしたいのだと、もっと触らせろよと、おさわりゲーに飢えていたところに現れたのが、この『痴漢者トーマス』でした。

<感想>

ゲームジャンルはSLGと表記されることもありますが、ポイント&クリック式のADVですね。
馴染みやすい表現をするならば、おさわり系の痴漢ゲーです。

場所を移動してヒロインを見つけて、痴漢でおさわりをしていかせららればOKであり、基本的な流れはほぼ一緒です。

ただ、1点だけ大きな特徴がありまして。
具体的には、本作では奥義が出てきたり、それを絶叫したりするのです。
ある意味エンタメとしての痴漢になったのであり、インターハートのじめじめしたリアル志向と異なります。

ストーリーらしきものがないのはこのジャンルの特徴なのですが、雰囲気というものは当然あります。
『痴漢者トーマス』なんてタイトルで大丈夫なのかと思ってしまいますが、タイトルからも連想されるように馬鹿ゲーなんですね。
普通に考えて、痴漢の最中に絶叫したら駄目だろうと。
もう完全にリアリティのある痴漢からはかけ離れています。

<評価>

大雑把な傾向を踏まえたならば、後は好みの問題でしょうね。
私は多少のリアリティ、犯罪としての暗くじめっとした痴漢を求めるので、本作はあまり合いませんでした。

しかし、どのブランドもインターハート路線に従う必要はないし、同じような作品ばかりでは駄目だとも思います。
本作はエンタメとしての楽しめる新しい形の痴漢ゲーを目指したのであり、こういう作品が出てきたこと自体は喜ばしいことだと思います。
ゲームなんだから単純にゲームとして楽しければ良い、中途半端なリアリティなんぞ要らんって人もいるでしょう。
そういう人なら本作を楽しめる確率は高くなるのであり、高く評価する人がいてもその気持ちは理解できる作品でしたね。

ランク:C-(佳作)

痴漢者トーマス DL

Last Updated on 2025-08-12 by katan

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