Routes -ルーツ-

2003

『Routes -ルーツ-』は2003年にWIN用として、leafから発売されました。

誰彼ショックの後に、『うたわれるもの』で盛り返したleaf。
本作は、その『うたわれるもの』の次の作品であり、しかも久しぶりのビジュアルノベルということで、世間での注目度は否応なしに上昇した作品でした。

<感想>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。
画面全体にテキストが表示されるタイプの作品であり、リーフがビジュアルノベルと呼んでいたタイプになります。
当時はリーフといえばビジュアルノベルと連想する人も多かったでしょうが、東鳩(1997)以来となる作品になります。
うたわれで盛り返しただけに、この作品で一気に復権をと望んだ人も少なからずいたのではないでしょうか。

まず、ストーリーとしては学園+ハードボイルドってところなのでしょう。
それに終盤で伝奇要素が加わった感じですね。
ただ、高校生の主人公が世界一のエージェントってことで、当時はこういう言い方は定着していなかったかもしれませんが、今風に言えば厨二ゲーですね。
安易なラノベ風でもあり、この当時はわりと多くなっていた路線のように思います。

個人的には、厨二設定自体、アダルトゲームとして腑に落ちない部分もあるのですが、一応それ自体は構わないとしましょう。
中身云々以前の私の好みの問題ですから、一応は除外して考えます。

しかしこの設定のせいで、ハードボイルドとしても中途半端だったわけでして。
仮に中身が良くても2番煎じ感が否めないのに、それでこの中身ではね。
ハードボイルドはあまり期待しない方が良いかもしれません。
単純に萌えだけ求めた人の方が、素直に楽しめるように思います。
終盤は、どこかで見たような設定・展開を劣化させたようなもので、ある意味とてもリーフのビジュアルノベルシリーズらしいのかもしれませんが、何にせよ展開の飛びっぷりにあまり楽しくもなかったかと。

それと、本作には音声もありません。
この頃には音声が標準となってきたのに、音声なしも痛かったです。
また、CGも古臭く感じてしまい、あまり良いとは思えませんでした。

<評価>

せっかくうたわれで盛り返したのに、非常に残念な作品でした。
久しぶりに見るべきところのない作品ということで、厳しいかもしれませんが駄作としておきたいと思います。
まぁ、個人的には辛くなってしまいますが、エロゲ入門作としては、ラノベの延長上の作品として、ありだったかなとは思いますね。

ランク:E(駄作)


Routes

Last Updated on 2025-08-12 by katan

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