『最終痴漢電車2』は2003年にWIN用として、アトリエかぐやから発売されました。
シリーズ第2弾で、システムが変更されてきました。
<概要>
主人公、新堂巧は学園の図書館で司書のバイトをしている青年である。
毎日のように満員電車に乗ってバイト先に向かう巧は、そこでターゲットを見つけては痴漢を繰り返す痴漢の常習犯でもあった。
ある日、職場の同僚たちと飲みに行った巧は、駅のホームで酔いつぶれて寝てしまう。
目が覚めた彼は、ちょうどそのホームに到着した電車に乗り込む。
だが、その電車は……痴漢たちが、夜ごと女性を「ゲスト」として連れ込み、痴漢の限り、凌辱の限りを尽くす「最終痴漢電車」だった。
目の前で繰り広げられる肉欲の宴を茫然と眺める巧は、肉欲の虜となった「ゲスト」の女性に奉仕され、何度も果てて意識を失ってしまう。その日以来、巧は今の日常生活や自分の痴漢行為に物足りなさを感じるようになっていた。
あの夜、「最終痴漢電車」で味わったあの興奮が忘れられない巧は、駅員などにその謎の電車について聞いて回るが成果はなかった。
彼の前にあの「最終痴漢電車」車両を清掃していた清掃員の老人が現れる。
彼は巧の意志を確認すると、「最終痴漢電車」に乗るためには自らがとびっきりの女を「ゲスト」として仕立てあげ、連れてこなければならないことを教えてくれる。
こうして巧は、自らの痴漢テクニックで女を堕とし、「ゲスト」に仕立てあげて「最終痴漢電車」に再び乗ることを心に決めるのだった……。
<感想>
本作は、まずマップ上から移動先を選び、何回か女の子と会うと痴漢モードに入ります。
この痴漢パートが、前作では大きな特徴になっていました。
すなわち、前作はおさわり系のADVでありながらも、音ゲーのような要素を取り入れることで独自の存在感を出し、痴漢ゲー好きの間でも一躍有名な作品となったのです。
しかし、今作と前作の一番の違いはそのゲームデザイン部分にあり、今作では普通のコマンド選択式ADVになってしまいました。
コマンド選択式でも作り方次第で面白くなりますし、一概には否定はしません。
しかし、前作の最大の特徴が変更されてなくなるというのは、そしてその代わりとなるものがないというのであれば、どうしても物足りなさが先行してしまいます。
痴漢ゲーに一切のゲーム性を求めない、純粋におかずゲーとしてしか考えないというのであれば、CGの進化した本作の方が前作よりも楽しめるのでしょう。
しかし痴漢ゲーは、伝統的におさわり系が主流でしたし、何かしらのゲーム性を求める人も多いと思います。
そういう人には、本作は残念な作品となるでしょう。
ゲーム性が駄目なら、その分はストーリーで挽回すれば問題ありません。
しかし、ぶっちゃけ抜きゲーでしかないのですよ。
読ませる痴漢ゲーもありますが、それは痴漢の美学であったり、主人公の痴漢に対する想いが熱く書かれているものです。
本作には、そうした熱い想いなどはありませんし、良くも悪くも普通の抜きゲーでした。
<評価>
かぐやの作品ですので、原画はM&Mさんです。
M&Mさんの絵は私も好きですし、一般的にも人気が高いです。
だから抜きゲーと割り切れば、それなりに楽しめるのでしょう。
でも逆に本作ならではの要素が全くないものだから、M&Mさんの絵であれば別の作品でも構わないわけで。
決して悪くはないのだけれど、痴漢ゲーに飢えていなければ、手を出すこともなかったであろう作品ですね。
個人的には、シリーズの中では一番残念な作品でもあり、総合では凡作とします。
Last Updated on 2025-08-25 by katan


