サディスティックゲーマーズpart1 ~家庭教師プレイ~

1989

『サディスティックゲーマーズpart1 ~家庭教師プレイ~』は1989年にPC88用として、シクスティーンズ(16S)から発売されました。

その後シリーズ化された同人ゲームの一作目になります。

<感想>

ゲームジャンルはストーリー性のあるクイズゲームというか、クイズの含まれたADVというか、中間的な作品ですね。
ADV+クイズとするのが無難なのでしょうけれど。

ADVとしてはノベル系になるのでしょう。
掲載した画面を見れば分かりやすいのですが、画面の左半分にイベントCGが表示され、右半分にテキストが表示されます。
じっくり物語を読ませる作品ではないので、一画面内に多くの文字数を要する作品でもないと思いますが、結果的に同時期の他のADVの大半よりも、画面内に表示される文字・情報量は多めになっています。

ちなみに私は、ゲームジャンルというものは、ゲームシステムの構造から判断されるべきと考えます。
別に私がそう考えたっていうのではなく、他のジャンルは皆、一般的にゲームシステムの構造から判断されていますからね。
だったらADVも同様に考えるべきというだけにすぎません。
とは言うものの、何故かノベルゲーに関しては、一時期画面全体をテキストで覆うものがノベルであると、表示形式で判断する人がいたわけでして。
だったら本作のように右半分の上から下まで表示できるタイプは、一体どっちになるんだろうねと、ちょっと意地悪なことも考えてみたり。
まぁどちらにしても、今より昔の方が、様々な表示形式の作品があり、本作はその証拠の一つと言えるのでしょう。

さて、本作の内容を見てみますと、ヒロインである白川留美が大学の先輩の弟の家庭教師をするというもの。
そういう題材なので、勉強という名のもとにクイズが次々に出されます。
もちろんアダルトゲームですので、クイズに正解した場合のご褒美もあり、タイトルの如く、要求するご褒美も過激になっていくわけですね。

<評価>

私の場合、基本的に同人に対する関心が薄いので、同時期の他の同人ゲームがどうなのかっていうのは、あまりよく分かりません。
中古屋とかで偶然手に入った物とか、そんなんばかりですから。
ただ、基本的にクイズゲーですし、アダルトな同人ゲーとしては比較的遊べる作品だったのかなと思います。

ランク:C-(佳作)

Last Updated on 2025-05-17 by katan

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