NOISE ノイズ

2005

『NOISE -ノイズ-』は2005年にWIN用として、CARMINEから発売されました。

この頃には珍しくなった、ストーリーも楽しませる陵辱モノでしたね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
主人公は人でなしの父親に幼少時に捨てられ、育て親に犬と呼ばれ虐待を受けて育った。
だが育て親の元を飛び出し、実の父親へ復讐するため暴行と犯罪を繰り返しながら日本中を放浪するようになった。
ある日、いつものようにレイプと窃盗を行うが、その現場を通りがかりの少女に見られてしまう。
取り逃がしてしまうものの少女の定期入れを拾い、翌日少女の家を探り当てる。
そこでその家の長男の義明と出くわし、主人公はあっさりのされてしまう。
その後、主人公は自分と瓜二つの顔をした義明から説明を受け、義明と主人公が兄弟であることが判明する。
また、父親はすでに死亡していることも分かり、目的を失った主人公は落胆した。
そんな主人公を見かねた義明は、主人公を暫くの間匿うことを提案する。
主人公は義明の家族の女性三人を観察した後、父親に向けられなかった復習を、この家族で果たすことを考えつく。
しかし、油断していたとはいえ自分を簡単にのしてしまった義明のこともあり、暫くは居候しながら様子を見ることにした。

<感想>

本作の魅力は、何と言ってもストーリーと陵辱要素のバランスにあるでしょう。
近年の陵辱モノは、ただ陵辱するだけというのも多いですが、本作は意外と言ったら失礼かもしれませんが、ストーリーがわりとしっかりしています。
それだけでなく、例えばストーリー重視と言われる恋愛系でも、序盤はダルイ日常シーンが続くという作品も多々あります。
しかし本作には、そんな無意味な日常シーンはないので、そういうのが苦手な人でも序盤からスムーズに話の中に入っていけます。
たっちー系のブランドなだけに、ストーリーも楽しめたというのには驚かされましたね。

また、本作では、主人公は相手の心の声を読み取ることができるので、その能力が本作の特徴として発揮されています。
具体的には、主人公は犯される相手の内心が読めますので、ヒロイン視点的な楽しみ方もできるのです。
私はあえぎ声のような外面的な部分より、むしろそういう内面の心理状態の描写の方が嬉しいので、これは良かったですね。
もちろん、SMを中心に多彩なバリエーションがありますし、キャラも妹・姉・人妻とちゃんと揃っています。

ストーリーとエロの両方がそれなりのレベルにある作品は、あるようで中々ないものですし、特に近年はその傾向が強いです。
そういう意味では、本作の存在価値は大きいように思えます。

ただ、本作も完璧というわけではありません。
陵辱部分は、この手に免疫のない人にはきついかもしれませんが、たっちー系に慣れている人には間違いなくぬるく感じるでしょう。

また、ストーリーが良いと言っても、陵辱系の中では相対的に良い方だというだけで、本当にストーリーの優れている作品には劣ります。
こういう路線に飢えていただけに、余計にも良く見えた部分は否定できないでしょうしね。

もう少し具体的に見てみますと、前述のように主人公は相手の内面を読み取ることができます。
その能力は、H方面にはわりと活かされています。
しかし、残念なことに、ストーリー方面にはあまり活かされていません。
もう少し駆け引きとかに利用できていたら格段に違ったでしょうし、そうなれば名作と判断していたかもしれません。

個人的には、ここがキーポイントだったと思います。
たっちー系より陵辱面を抑えつつストーリーを強調したのが本作ですから、だからこそ余計に、設定の特殊さをきちんとストーリーに反映させて欲しかったのです。

ということで、全体としては楽しめるものの、これという明確な特徴に乏しいことも否定できないのかなと思います。
どっちかだけをピンポイントで望んだ人には、もしかしたら物足りなく映るかもしれませんね。

<評価>

各論的に個別の要素や部分だけを見ていけば、本作は佳作相当なのかなとも思います。
ただ、総論的な大きな視点で考えていけば、上記のように中々こういうゲームはなく結構貴重なんですよね。
大きなプラスもないけどマイナス要因も見つからないですし、そこに貴重さも考慮して総合的には良作としておきたいと思います。

このゲームは普段あまり陵辱モノをやらない人にこそ、入門用としておすすめしたい気がしますね。
恋愛シナリオ系ばかりだった人を陵辱モノに目覚めさせる導入としては、非常に良質なゲームだと思いますから。

ランク:B(良作)



NOISE-ノイズ-

Last Updated on 2026-02-09 by katan

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