処女はお姉さまに恋してる ~3つのきら星~

2018

『処女はお姉さまに恋してる ~3つのきら星~』は、2018年にWIN用として、キャラメルBOXから発売されました。

女装ものブームを作り上げた「おとボク」シリーズの3作目になります。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
「この学院に在籍する、僕の『娘』を護って欲しい」
世界を股にかけた企業グループである尽星コーポレーション。
その創業者一族の娘として生まれた風早織女(おりひめ)――その身辺を密かに護衛する。
それが、主人公・結城密(ひそか)に言い渡された職務だった。
密は、孤児となった際に現当主、風早幸敬によって保護された子ども。
その腹心である結城大輔に預けられ、その養子として育てられた。
いつか織女のために、陰に陽向に働く――そのための存在として。
だから、覚悟は出来ていた。
ただ問題は、これから向かう聖セラール女学院は男子禁制の嬢さま学校だということで……。
――しかし、密は知らなかった。
それが、自分の人生を変えていくほどの大きな転機になるのだということを…

<感想>

初代「おとボク」は、2005年の発売でした。
それから女装ものが増え始めたことから、一ジャンルを確立した作品とも言えるのでしょう。
しかし、内容については粗削りな部分も多く、個人的な評価はイマイチでした。

2010年には、2作目が発売されます。
『処女はお姉さまに恋してる ~2人のエルダー~』は、個人的には限りなく名作に近い良作でした。
名作でも良いかなと思いつつ、この制作陣であれば、そのうち名作を作れるだろうと思い、あえて良作に止めた記憶があります。
そのシリーズの3作目ということで、私はシリーズの熱烈なファンとまでは言えないものの、それでもかなり期待した作品でした。
なお、知らない人向けに補足しますと、シリーズとは言っても続編ではないので、本作からのプレイで何ら問題はありません。

さて、肝心の中身について、続編ではないもののシリーズの雰囲気を継承しており、実際にプレイをし始めると、あの「おとボク」が帰ってきた~と、素直に嬉しく感じたものです。

しかし、その喜びは、最後まで続きませんでした。
よく言われるのは個別パートが酷いというものですが、読んでいて整合性が気になるような場面もあり、作り込みの甘さが目立ってしまうのです。
しかも、もう記憶が曖昧になってきているのですが、確か主人公がパートボイスだったはずでして。
他ジャンルならともかく、この作品ならフルボイスの方が合っていますし、途中から音声がなくなると未完成感が強くなります。

総じて、作り込みの甘い雑な作品という印象を受けてしまいました。
偏見かもしれませんが、こういうジャンルほど、細かい部分にまで配慮を見せてほしいわけで、余計にも残念に感じてしまいました。

<評価>

期待していた作品ですから、すぐにプレイしたはずです。
それにもかかわらず、記事も書かずに存在をすっかり忘れていました。
ある意味、それが全てを物語っているのかもしれません。
単体としては、決して悪い作品ではなく、それなりに楽しめる作品ではあると思います。
しかし、女装ものをプレイしてみたいのであれば、まずは「おとボク」1と2をプレイすべきと言えるでしょう。
そのうえで本作もプレイする必要があるかとなると、あえてプレイする必要はないと思います。
したがって、総合では凡作とします。

まぁ、結果論にはなりますが、同じコンセプトで3作となると、どうしてもマンネリになってしまうし、マンネリを防ごうとして変にいじると、それはそれで奇をてらったようになってしまうという、よくあるパターンといえるのかもしれません。
悪くはないけれど、ほとんどの点で、『木洩れ陽のノスタルジーカ』を下回って見えたのが残念でした
(同じ制作陣の『木洩れ陽のノスタルジーカ』はおすすめです。)。

ランク:D(凡作)


Last Updated on 2024-08-13 by katan

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