キミの瞳にヒットミー

2017

『キミの瞳にヒットミー』は2017年にWIN用として、戯画から発売されました。

なんか昭和っぽいタイトルだなとか思いつつも、味気ない英単語だけのタイトルよりも、よっぽど好感の持てるタイトルですね。

<概要>

ゲームジャンルはノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
伝統ある文芸部は廃部の危機にあった。部員はいまや主人公一人だけ。
部員獲得のタイムリミットが近づいたその日の放課後、主人公は生徒会長から《廃部回避》の提案を受ける。
「詳細は、部室に行けば分かるわよ」
生徒会長の言葉の通りに部室へ行くと、そこには4人の入部希望者が!
と、思いきや4人の少女たちは、それぞれに部活の設立を宣言する。
それは、正式な部としての条件を満たさない「はぐれ部」だった。
(「お笑い部」「素敵発見部」「世界征服部」「青春部」)
彼女たちは、文芸部が退いた後の部室を狙って集まったのだ。
生徒会長からの《廃部回避》の提案は、このはぐれ者たちをまとめあげること。
彼女たちを文芸部としてまとめあげることができるのか、それとも部を乗っ取られてしまうのか。
「やりたいこと」にひたむきな彼女たちとの部室シェア生活がはじまる。

<感想>

簡単に言ってしまうと、どこかちょっと残念な女の子たちと、それをまとめる主人公の青春部活モノとなるでしょうか。

この作品、読んでいて、ただ単純に楽しかったです。
キャラが個性的で、かつテンポ良く進むのもありますが、何より主人公に好感が持てたのが大きいのでしょう。

部活モノなんて、他にもいろいろありますし、キャラが良くてテンポの良い作品もいろいろあります。
でも、そうした作品であっても、トータルでは楽しめない作品も一杯あるわけでして。
その理由も作品によりいろいろなのでしょうが、わりとよくあるパターンが、厨ニな主人公の行動に、プレイしていて共感できないというのがありまして。
私は恋愛モノに対して評価は辛めになる傾向がありますが、それは恋愛モノやハーレムモノが嫌いなのではなくて、主人公に共感できないからとか、別の理由があるからなんですね。

その点、本作の場合ですと、主人公は冷静ですし、統率力もありますので、終始落ち着いて読むことができました。
この部分は、ポイントが高いです。

もっとも、本作にも課題はあります。
共通ルートは楽しいのですが、個別ルートが物足りない場合が多いのです。
つまり竜頭蛇尾といった感じの作品なんですよね。
また、ルート間にも落差はあって、本作は、実質的には「みこ」ゲーなんですよね。
みこだけ優遇されていて、個別も充実しているのですが、他のキャラのルートは短いので、他キャラ目当てだと、ちょっと物足りなく感じるように思います。
特にね、パッケージには瞳が描かれていて、タイトルにも瞳を連想させる文字が出ているわけですから、瞳目当てって結構いると思うのですよ。
それでこの構成なわけですから、驚いた人も多いと思います。

あとは、攻略できないのに魅力的なサブキャラとかもいて、それが残念でもありました。
少なくとも歩鳥は、攻略対象に入れて欲しかったですw

<評価>

総合では、限りなく良作に近い佳作といったところでしょうか。

プレイ直後の印象だけならば良作でした。
また、序盤の勢いを最後まで維持できていたら、最低でも良作以上だったでしょう。
ただ、楽しくはあったけれど、もう一つ特徴らしき特徴に欠けていたのかなと。
それで佳作としたのですが、正直、今でも迷っているので、後日良作に変更するかもしれませんし、主観的には好きな作品でした。

ランク:C(佳作)


Last Updated on 2024-08-15 by katan

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