『ウイングマン2 キータクラーの復活』は1986年にPC88用として、ENIXから発売されました。
名作である前作を、ほぼすべての面で超えてきた、素晴らしい続編でしたね。
<感想>
桂正和さんと言えば「電影少女」や「I”S」と答える人も多いかもしれませんが、個人的には、やっぱり「ウイングマン」だったわけでして。
あれは何と言うか、いろんな面で衝撃的でした。
その「ウイングマン」なのですが、ENIXは既に84年にゲーム化しており、本作はその続編となります。
80年代は、とかく「キャラゲーに当たりなし」なんて言われたものですが、初代『ウイングマン』は美麗なCGもあり、珍しく良く出来たキャラゲーでした。
本作はその続編ということもあり、当然のことながら期待も大きくなるところ、ほぼ全ての面で前作を完全に上回っており、十分にファンを満足させる出来だったかと思います。
長所として挙げられるのは、何と言ってもグラフィックでしょうね。
前作も綺麗でしたが、本作はそれ以上に綺麗でした。
86年のゲームの中では、おそらく最高水準だったでしょうね。
また、サウンドもすぎやまこういちさんが担当していたので、これまた良く出来ていました。
ここら辺はもう、さすがENIXといった感じですね。
システムは一応コマンド入力式のADVですが、ファンクションキーから動詞を選択して、対象物を直接打ち込むタイプという、選択式の要素も交えたシステムでした。
また、移動だけはマップから選択するという変則的なものでもありました。
本作の発売された頃には、ほとんどのADVがコマンド選択式になってきていたので、周りと比較すると若干時代遅れな感じも否めませんが、無難に纏められてはいたかと思います。
個人的にはアクションを要する場面が出てくるのは嫌でしたが、この辺は人それぞれでしょうね。
ストーリーも少し強引なところもありましたが、キャラの魅力は引き出せていたし、十分及第点だったでしょう。
<評価>
総合では、どこに比重を置くかで変わってくるのでしょう。
私は前作を名作としましたが、その前作より完成度が向上していますので、完成度重視で考えるならば、本作も名作と考えることも十分にありうるでしょう。
しかし、個性重視の私には、本作からは前作ほどのインパクトが感じられませんでした。
また、前作より進化したとは言え、周りのゲームほどの進化でもないことから、相対的に沈んだ感も否めません。
そのため、総合では良作に留めておきたいと思います。
Last Updated on 2026-05-02 by katan



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