『天外魔境2 卍MARU』は1992年にPCエンジン用として、ハドソンから発売されました。
おそらく多くの人が、PCエンジン最高のソフトとして紹介するのが、この作品ではないでしょうか。
<感想>
自分も大好きだけど、それ以上に他人が絶賛しているゲーム。
それでなおかつ有名どころとなると、ある意味最も紹介しにくいわけでして。
だって、熱く語ってくれてるサイトが他に一杯ありますからね。
その内の一つが、『天外魔境2』になります。
80年代後半から90年代半ばにかけて活躍していたPCエンジン。
そのPCエンジンの最高傑作は?と聞かれて、多くの人が口を揃えて答えるのがこのゲームでしょう。
私自身は最高点は別の作品に付けてますけどね。
でもだからと言って、『天外魔境2』が傑作であることには変わりありません。
ハドソンがPCエンジンの命運を託して、採算度外視で作ったとも言われる作品ですからね。
そのスケールは半端じゃなかったです。
PCエンジンといえば、CD-ROMの採用による豊富なアニメーション。
本作でもOPから動きまくります。
もちろん音声だってあるし、久石譲さんを起用したサウンドは素晴らしかったです。
グラフィックとサウンド面に関しては、本当に圧倒的でしたね。
でもそういうゲームって、大概は作品自体のボリュームは少なかったりします。
SFCのRPGと比べた場合、PCエンジンのRPGの一番の欠点はボリュームだったりしましたからね。
しかし、『天外魔境2』はゲームのボリュームも凄かったんです。
マップ総数が2000画面ってのもハンパじゃないですが、イベントにつぐイベントで、クリアするのに最低でも50時間以上かかります。
大体60~80時間が相場って言われていたでしょうか。
この数字、PS以降のRPGならわりと普通かもしれません。
しかし『天外魔境2』と同じ年に出た『FF5』や『DQ5』をはじめ、この当時のRPGなんてのは30時間もあれば余裕でクリアできてました。
その差は倍以上ですよ。
このゲームこそが最高のRPGという人がいるのも、十分に納得できるほどのクオリティでしたね。
私はこのゲームを傑作と考えていますが、おそらくプレイしたほとんどの人がそう感じたのではないでしょうか。
それどころか、オーソドックスなRPGが好きならば、この作品は家庭用ゲーム機では最高のRPGにもなりうると思います。
そういう点では、他人には安心して勧めやすい一本ではありましたね。
定番・王道路線が好きで未プレイな人は、今からでも遅くないのでプレイすべきでしょう。
しかし他人に勧めやすいのと自分が楽しめるかっていうのとでは、また話が変わってくるわけでして。
王道中の王道のような本作。
一般ウケはしそうですが、私が心底のめりこんだかと言うと、決してそうとも言い切れない面もあります。
どういうことかと言うと、本作は、ゲーム部分は守りに入ってるんですよね。
極めてオーソドックスなんですよ。
90年代前半のSFC時代のRPGって、どれも似たシステムでした。
本作もその一つです。
当時は、それでも多くの人が熱中していました。
だから指摘されることも少ないし、この時代をRPGの黄金期と思ってる人は気にもならないのかもしれません。
狭義の意味合いでのゲーム性は頑張っていましたし難易度も十分でしたが、結局のところプレイ時間の大半を占める部分は、他と面白さは大して変わらないわけでして。
肝心要となるストーリーとシステムの両方が定番となっちゃうとね、
少なくとも私はあまり惹きつけられないんですよね。
凄いし傑作だとは思うけど、最高とまでは思えなくって。
贅沢に何でも取り入れられた本作は、ある意味90年代前半までのRPGの到達点にあると言っても、決して過言でないでしょう。
しかしそれと同時に、80年代でRPGを遊びつくして飽きてきた友人が、本作をプレイして言った言葉も忘れられないのです。
「結局日本のRPGって、ドラクエ2以降何の進歩もしてないのな。」
ランク:AA-(傑作)
Last Updated on 2024-09-15 by katan



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