JKおむchu

2017

『JKおむchu』は2017年にWIN用として、Grand Cruから発売されました。

独特の世界観が良かったのはもちろんのこと、ヒロインの声が非常にツボな作品でしたね。

<概要>

ゲームジャンルは、ノベル系ADVになります。

あらすじ・・・
成績優秀、運動神経抜群、容姿端麗、愛想も良く完全無欠なハイスペックな美少女。
というのが、娘である「栞菜」の周りからの評価のようだ。
だが、俺にとっては、親に対して罵詈雑言が日常茶飯事の、後片づけも出来ない、だらしない小生意気JK。が実態の娘である。
そんな小生意気娘と相反するような、若いのに気立ても良く男を立ててくれる「巨乳」で「女教師の卵」が、付き合う彼女であり、再婚相手の「小鳥遊芽衣」だ。

彼女と再婚すれば、小生意気娘も見習うだろうと一石二鳥以上に気持ち逸っていた俺であった。
が………その矢先に発覚した問題は、その現実を根底から破壊させかねないモノであった……

夜中、寝室に忍び込み、おむつを撒いた尻を、熟睡する顔に押し付け、お漏らししながらひとりえっちに耽るという到底予想も出来ないトンデモ変態性癖を隠していた栞菜。
こんなこぶ付きでは、再婚相手の芽衣も逃げ出してしまう。
焦る俺は、再婚までにこの小生意気変態JKを、徹底的に躾け直さなければと、股間を硬く決意するのであった。

<感想>

外面は完璧だけど、父に対しては罵詈雑言を浴びせるヒロイン。
そのヒロインには変態性癖がありまして。
それを知って躾直さなければと考える父が、本作の主人公になります。

ここまでなら、まぁ特に変わったところもないように見えますが、問題はそこから先でして。
娘を躾けるために、なぜか「犯す」という行動にでる主人公。
それでいて、やっちゃった後には、何故あんなことをしたのだと、主人公は本気で後悔し反省するのです。
反省はするのだけれど・・・またヒロインが何かしでかすと、娘を躾けなければと考え、そこでなぜか、また娘を犯すという結論になり、そして事後に後悔すると。
で、それがエンドレスなわけですねw

これを読んでいる人も、何だかわけがわからんかもしれませんが、プレイした方もわけがわからんのでして。
主人公の中では一応理屈が通っているようですし、それがまた丁寧に描写されているので、何となくそれはそれで理屈が通っているような錯覚を覚えるのだけれど、もうその思考過程が健常者のそれとは違うのです。
本当に狂った人の話を聞いたら、きっとこういう感じなんだろうなと、そんな風に感じてしまう作品でした。

狂気を扱っていると呼ばれる作品は、エロゲには少なからずあるように思います。
でも、大概はそれっぽく書いているだけであり、読んでいてヤバさを感じる作品はほとんどありません。
そういう意味では、本作は、久しぶりに本当に狂気を感じられた作品でした。

やっていること自体は、一歩間違えればバカゲーになりかねないのですけどね。
バカゲーと狂気の境目を、絶妙な位置で渡っているかのような作品でしたね。

<声優>

本作をプレイしていて、実は一番印象的だったのが、ヒロインの声でした。
エロゲ声優にあまり興味はないのだけれど、可愛いのに妙に色気のある声で、誰だこれはと名前を調べましたからね。

私はエロゲ声優に詳しくないので、よくわからないのですが、どうやら、表でも声優として活躍しているようで、アニメの「くまみこ」の、「まち」の声優さんなんですかね。
まちは、見た目が炉利なので、アニメを見ていた時はそういう目で見ておらず、あまり意識していませんでした。
しかし、その声を本作であらためて聞くと、エロ向きで実に良い声だなと、個人的には凄く気に入りました。

<総合>

総合では良作でしょうか。

ストーリー等からすればB-くらいかなと思いますが、とにかく声が気に入ったので、一つ上げておきます。
小粒な作品ではありますが、得る物のある作品であり、プレイできて良かったですね。

ランク:B(良作)


DL版

Last Updated on 2024-08-15 by katan

コメント

タイトルとURLをコピーしました